不動産鑑定士の年収・仕事内容|独立で1500万超えは本当?

土地家屋調査士

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【結論】独立して営業力あれば年収1500万超えは可能

「不動産鑑定士って本当に稼げるの?」
「どんな仕事をするの?」

結論から言うと:

状況年収目安条件
開業1〜3年目200〜800万円顧客開拓期間
開業5〜10年目800〜1,500万円安定期
営業力が高い1,500〜3,000万円大型案件獲得
鑑定会社勤務350〜1,200万円雇われ

この記事で分かること:

  • 年収の実態(開業年数別)
  • 仕事内容の現実
  • 独立開業のリアル
  • 年収が上がるルート・上がらないルート

不動産鑑定士の年収|開業年数別の現実

開業1〜3年目:200〜800万円

開業初年度:200〜400万円

  • 顧客開拓期間
  • 営業活動メイン
  • 案件数:月1〜3件

年収の内訳:

  • 売上:月30〜50万円(案件単価20〜30万円 × 1〜2件)
  • 経費:月10〜20万円
  • 手取り:月20〜30万円
  • 年収:240〜360万円

開業2〜3年目:400〜800万円

  • リピーター・紹介が増える
  • 案件数:月5〜10件
  • 売上:月70〜120万円

実例:

「開業1年目は年収300万円。金融機関への営業に奔走した。3年目から紹介が増えて年収700万円に。」
(開業3年目・40代男性)

開業5〜10年目:800〜1,500万円

順調なケース:800〜1,500万円

  • 地域での信頼確立
  • 金融機関・官公庁との安定取引
  • 案件数:月15〜25件

年収の内訳:

  • 売上:月120〜200万円
  • 経費:月40〜60万円
  • 手取り:月80〜140万円
  • 年収:960〜1,680万円

実例:

「開業10年で年収1,300万円。金融機関3社と提携し、月20件の案件がある。」
(開業10年・50代男性)

開業11年目以降:1,500〜3,000万円

ベテラン・営業力が高い:1,500〜3,000万円

  • 大型案件の獲得
  • 商業不動産に特化
  • 従業員を雇用

年収の内訳:

  • 売上:月200〜400万円
  • 経費:月60〜100万円
  • 手取り:月140〜300万円
  • 年収:1,680〜3,600万円

実例:

「開業20年で年収2,500万円。商業不動産・訴訟案件に特化。従業員3名を雇用している。」
(開業20年・65代男性)


仕事内容の現実|不動産鑑定士の1日

繁忙期(12月〜3月)の1日

8:00 事務所で当日の準備
9:00 現地調査(1件目:オフィスビル)
11:00 行政資料の収集
12:00 昼食(移動中)
13:00 現地調査(2件目:マンション)
15:00 事務所に戻る
16:00 鑑定評価書の作成
20:00 退社

月間残業:60〜80時間

閑散期(4月〜11月)の1日

9:00 事務所で鑑定評価書作成
11:00 金融機関へ営業訪問
12:00 昼食
13:00 現地調査(1件)
15:00 事務所に戻る
16:00 鑑定評価書の推敲
18:00 退社

月間残業:20〜40時間


不動産鑑定士の仕事内容|具体的に何をする?

主な業務1. 不動産の鑑定評価

鑑定評価とは:

  • 不動産の適正価格を算定
  • 土地・建物・賃料等

依頼元:

  • 金融機関(担保評価)
  • 個人(相続・売買)
  • 企業(資産評価・M&A)
  • 裁判所(訴訟案件)

作業の流れ:

  1. 依頼受付・ヒアリング
  2. 現地調査
    • 対象不動産の確認
    • 周辺環境の調査
  3. 資料収集
    • 行政資料
    • 取引事例
  4. 評価額の算定
    • 原価法・取引事例比較法・収益還元法
  5. 鑑定評価書の作成
    • 根拠の記載
    • 図面・写真の添付

報酬:20万円〜100万円

  • 住宅:20〜40万円
  • マンション:30〜50万円
  • オフィスビル:50〜100万円以上

主な業務2. 地価公示・地価調査

地価公示とは:

  • 国土交通省が毎年実施
  • 全国の標準地の価格を公示

不動産鑑定士の役割:

  • 標準地の鑑定評価
  • 毎年1月1日時点の価格を算定

報酬:1地点あたり5〜10万円

メリット:

  • 安定した収入源
  • 官公庁との関係構築

主な業務3. 相続・訴訟案件

相続案件:

  • 相続税評価
  • 遺産分割での評価

訴訟案件:

  • 裁判での鑑定証人
  • 損害賠償額の算定

報酬:30万円〜100万円

特徴:

  • 高単価
  • 専門性が高い

主な業務4. 不動産コンサルティング

内容:

  • 不動産の有効活用
  • 投資分析
  • 市場調査

報酬:50万円〜200万円


年収が上がるルート・上がらないルート

◎ 年収が上がるルート

ルート1. 金融機関との提携

  • 担保評価の安定受注
  • 毎月5〜10件の案件
  • 年収:800〜1,500万円

ルート2. 官公庁の仕事獲得

  • 地価公示・地価調査
  • 固定資産税評価
  • 年収:600〜1,200万円

ルート3. 専門特化(商業不動産・訴訟)

  • 高単価案件
  • 差別化
  • 年収:1,200〜3,000万円

ルート4. 従業員を雇用して拡大

  • 自分は営業・管理
  • 従業員が鑑定業務
  • 年収:1,500〜3,000万円以上

× 年収が上がらないルート

パターン1. 営業をしない

  • 待ちの姿勢
  • 案件が来ない
  • 年収:200〜400万円

パターン2. 単価を下げて競争

  • 価格競争に巻き込まれる
  • 薄利多売
  • 年収:400〜600万円

パターン3. 鑑定会社勤務

  • 雇われのまま
  • 年収:350〜1,200万円

鑑定会社勤務の年収

雇われ不動産鑑定士の年収

年収推移:

  • 初年度:350〜500万円
  • 5年目:500〜800万円
  • 10年目:700〜1,200万円

役職別年収:

  • スタッフ:350〜600万円
  • マネージャー:600〜1,000万円
  • パートナー:1,000〜2,000万円

比較:

  • 独立5年目:800〜1,500万円
  • 雇われ:500〜800万円

独立の方が稼げる可能性が高い


独立開業のリアル(再掲)

開業資金・初期費用

必要な初期費用:

  • 事務所:50〜100万円
  • 登録費用:30万円
  • PCソフト:10〜30万円
  • 事務機器:20〜50万円
  • 車両:100〜200万円
  • 合計:210〜410万円

ランニングコスト:

  • 事務所家賃:月5〜15万円
  • 広告・営業費:月3〜10万円
  • 保険・会費:年10〜20万円

顧客開拓の方法

営業先:

  1. 金融機関
    • 最も重要な顧客
    • 担保評価の依頼
  2. 官公庁
    • 地価公示等
    • 安定収入源
  3. 弁護士・司法書士
    • 訴訟案件
    • 相続案件
  4. 不動産会社
    • 売買時の鑑定
    • コンサルティング

営業方法:

  • 飛び込み営業
  • 紹介・人脈
  • セミナー開催
  • HP・ブログでの集客

やりがい・大変なこと

✅ やりがい

1. 専門性の高さ

  • 不動産価値の専門家
  • 唯一無二の知識

2. 独立の自由度

  • 自分のペースで働ける
  • 収入に上限がない

3. 社会貢献

  • 適正価格の提示
  • 不動産取引の円滑化

❌ 大変なこと

1. 営業が必須

  • 案件は待っていても来ない
  • 営業力がないと厳しい

2. 責任の重さ

  • 間違った評価は損害賠償リスク
  • 訴訟リスク

3. 継続学習の必要性

  • 法改正・基準改正
  • 市場動向の把握
  • 専門知識の更新

まとめ|独立・営業力で年収は大きく変わる

独立5年目で 年収800〜1,500万円
営業力・専門性あれば 年収1,500〜3,000万円
雇われなら 年収500〜1,200万円
× 営業しないと 年収300万円以下も

「営業力・専門性をどう磨くか」が年収の分かれ道。


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